雑記 2024/08/27

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歯医者が好きです。特段歯を大事にしようとかそういう考えもないし、むしろ歯に対してはかなり自堕落に不健康に生きている自覚もあるのだが、それにしたって歯医者は好き。今日は3年ぶりくらいに歯医者に行ってきたので、せっかくだから歯医者がなぜそんなに好きかを書き留めておこうと思う。

第一に、めちゃ清潔。歯医者というのはたいてい金がかかっているので、大体の歯医者は施設がすごい綺麗。他の病院と比べてもそうなのかって思うかも知れないが、大体の開業医よりは歯医者のほうが綺麗なんじゃないかと肌感では感じる。でさらに歯医者は治療に痛みが伴うので、最近の施設は患者に余計なストレスを掛けないために温かみのある優しげな演出もしてある。文字通りのホスピタリティというやつ。

第二に、とにかくシステマチック。資本があるところはなおさらなのだが、初診から応急処置、治療計画の立て方までとにかくしっかりしている。し、まるでベルトコンベアに乗せられた加工肉のように順々にいろいろな検査や処置がなされるので、そういうコンセプトの遊園地に行ったみたいな気分になれる。

そう、人間の身体が、機械やただの物質として扱われる感じ。それがわかりやすい形で、比較的簡単に行われるのが歯医者の良いところだ。

第三に、痛みがポップ。これを共感してくれる人は殆どいないかもしれないが、歯を削る痛みは肉を切る痛みより遥かにポップだ。歯は人間の部位でわかりやすく硬く、外に露出している部位だ。ここでちょっとだけ、自分の肉を切ったときの痛みを想像してほしい。痛い?痛いよね。ごめんね。その痛みは傷が塞がるまでずっと続く。下手したら塞がってからも。それに比べて歯を削る痛みはどうだろう。大抵の場合、それがずっと続くことはない。ドリルで歯を削られているときだけ、歯は痛むのだ。しかも、削るってのが良い。ドリルで。ウィーーーーーン。ゴリゴリゴリゴリ。痛えーーー。おもしれーーー。

畢竟、歯医者は自分の身体がモノとして扱われている瞬間が面白いのだと思う。しかも、口の中はわかりやすい「人体の内部」だ。そんなところを金属の棒やらドリルやらで、ごりごり触りながら治療をするのだ。そこには人間の尊厳なんてつまらないものは存在しない。今日は処置中、顔に「口元にかかる部分だけ穴が空いているタオル」を掛けられた。普通に考えて面白すぎるだろそんなの。詰め物だって、広義のサイボーグとさえ言える。そう、人体がただのモノに接近していく瞬間が気軽に味わえるのが、歯医者の素晴らしいところなのだ。

ここまで書いて、そんなに歯医者が好きなら歯医者に定期的に行けよと思うかもしれない。もっと歯を大事にしなさいよってね。もちろん、「虫歯になればまた歯医者に行けるから」なんてサイコパス診断じみた答えをするつもりはない。

第一に自分は病院の予約なんてものがマジで嫌いで、その点ずっと予約でいっぱいの歯医者なんかは特に相性が悪い。第二に、飯が普通に食えている間は歯の健康を気にする気になれない。

そして第三に、そんな態度を歯医者に怒られるのが本当に嫌ってこと。食習慣ぐらい好きにさせてくださいよほんと。